X-FAB がパワーマネージメント向けに高温プロセスを拡張

NEWS, 9月 8, 2011.

201198ドイツ、エルフルト– X-FABシリコンファウンダリー社は本日、お客様の要望に応え、0.35um高温プロセスのXA035に新たに28の素子を追加した拡張プロセスを発表しました。このプロセスは、業界初の動作電圧100Vと動作温度175℃を同時に実現できるものとなっており、この組み合わせにより、厳しい環境における高効率のパワーマネージメントを必要とする新世代集積回路 (IC) の設計・製造が可能となります。ハイブリッドや電気自動車のバッテリーなど、チャージバランスを必要とする用途向けとしては理想的であり、さらに、温度範囲が拡張されたため、燃焼室やエンジンハウジングの中の制御デバイスにも適用可能となります。この新しい技術は、産業・医療・民生においても、幅広い電圧範囲が必要なパワーマネージメント・電力変換に適しています。

XA035プロセスの全てのデバイスは、Automotive Electronics Council (AEC) AEC-Q100の品質基準に準拠しています。また、新しいN型・PDMOSでは、オン抵抗が45%小さくなっているため、システムコスト削減にも貢献します。XA035プロセスのデザインキットは、主要なEDAプラットフォームに対応しており、高耐圧トランジスタの正確なモデルも含まれています。面積・スピード・ローパワー・ローノイズのそれぞれに最適化された高密度標準セルライブラリーも用意されており、デザインサポートとしてさらに、ESD 保護素子を含むI/Oライブラリーも提供されます。

X-FAB アナログ・高耐圧ビジネスラインマネージャー Sebastian Schmidt は、次のようなコメントを寄せています。「我々のお客様は、チャージバランスやその他の自動車向けデバイスに必要となる極度の高温・高耐圧を実現できるファウンダリープロセスを望んでいます。これらの用途では、ゆるぎない高信頼性・長寿命が非常に重要となり、弊社はそれらを実現できるファウンダリーです。」

今回の拡張プロセスでは、13の低オン抵抗高耐圧デバイスとバイポーラ素子を含む28の新しい素子が追加され、さらに、新しいワンタイムプログラミング (OTP) 素子も利用可能となります。5V ゲート酸化膜オプションにより、5V45V70V100Vの動作電圧範囲もカバーでき、パワーマネージメントや自動車用途向けに適しています。全ての素子は正確にモデリングされており、モデルガイドにその内容が詳細に記述されています。信頼性・寿命計算ツールも合わせて提供され、温度と動作条件のプロファイルを与えると、寿命と温度のトレードオフを見積もることが可能です。また、増え続けるESDに関する要求に応えるため、XA035プロセスには、ESD保護素子を含む新しいライブラリーが追加されています。

利用可能時期について

新しい素子やオプションを含む高温アプリケーション向けXA035プロセスは、お客様からのテープインの準備ができています。

 X-FABについて

X-FABは、アナログ/ミックスドシグナル集積回路ミックスドシグナルIC向けのシリコンウエハを製造し、アナログ/ミックスドシグナルの分野で世界をリードするファウンダリーです。製造拠点はドイツのエルフルトおよびドレスデン、米テキサス州のラボック、マレーシアのサラワク州クチンにあり、約2400名の従業員が世界中で勤務しています。ウエハは1.0umから0.13umにわたる技術を備えた、モジュール化されたCMOS及びBiCMOS先端プロセスで製造されており、そのアプリケーションは主に自動車・通信・民生・産業の各分野に広がっています。詳しい情報はwww.xfab.comをご覧ください。